熱海の歴史を探索するコラム
熱海には、古き歴史ある神社がいくつもある。
約千三百年前に起源を持ち、樹齢二千年の大楠がある来宮神社、約千二百年前が起源の伊豆山神社。
伊豆山神社は、源頼朝が源氏再興を祈願した場所であり、その後、鎌倉幕府を成立させる起点となった神社である。
その後、代々鎌倉将軍の信仰を集め、関八州の総鎮守として栄えた。
聖徳太子は道後の湯を愛し、豊臣秀吉は有馬の湯を愛し、徳川家康は「熱海の湯」を愛したといわれている。
家康は湯治に何度も熱海を訪れ、後に熱海の湯を江戸まで運ばせた。現在でもその様子はお湯汲み道中として市内のお祭りで残っている。